今から53年前の昭和39年10月1日、世界初となる高速鉄道「新幹線」が開通しました。
以来、高速鉄道は発展を続け、今なお世界最先端を走り続けているとも言われています。
さて、そんな日本が世界に誇る「新幹線」ですが、その発祥となった地を、みなさんはご存知でしょうか?
実は小田原の「鴨宮」にあるのですよ。
理論は完成していても実用化に課題の多かった高速鉄道。実用化のためには、実地テストは必須でした。
そこで白羽の矢が立ったのが何を隠そう「鴨宮」だったのです。
そして、車両や設備の試験基地「鴨宮基地」が作られ、新幹線の試作車両が日本で初めて走行しました。
これら一連の功績から、「鴨宮」は新幹線発祥の地として認められています。
駅北口の商店街ではのぼりで新幹線発祥の地をアピール!
商店街を進むと新幹線の見えるポイント発見!
現在、基地の跡地に「新幹線発祥之地」と書かれた記念碑が建てられています。
こちらは関係者以外立ち入り禁止区画にあるので見に行くことはできませんが、幸い「鴨宮駅」南口にも
地元有志による「新幹線の発祥地・鴨宮の記念碑」が建立されています。鉄道ファンなら必見ですね。
0系新幹線が飛び出すようなユニークな記念碑です
<ひとくちMEMO>
「新幹線発祥之地」の記念碑を直接見ることはできませんが、「東海道本線」の車窓からなら見ることが
できます。
運と技術があれば撮影もできるので、興味のある人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
保守基地は駅北口を線路沿いに少し歩いた場所に。記念碑はこの中にありますが関係者以外立ち入り禁止の字が。
やはり車窓から見るしかないようです。