三浦半島のちょうど付け根に位置する「逗子市」。
鎌倉幕府公式の行事記録『吾妻鏡』によると、かつてこの地で笠懸(流鏑馬と似た馬上弓術)が行われた
そうです。
現代の逗子市では毎年秋に鎌倉時代のそれを再現したともいうべき「逗子海岸流鏑馬」が盛大に行われて
います。
流鏑馬は、トップスピードで疾走する馬の上から、的に向かって弓を射る高等武芸。
かつての関東武士のお家芸だったそうです。
テレビなどで時折見かけますが、生で見ると迫力が違いますよ。
迫力ありますね。過去の流鏑馬の様子。
今年の「逗子海岸流鏑馬」は、11月19日(日)に開催が予定されているので、お時間のある人は生の
伝統武芸の迫力を体感しに行ってみてください。
今年の流鏑馬祭りポスター。
また、流鏑馬と並行して、市中を練り歩く「武者行列」も行われます。
鎌倉時代の甲冑に身を包んだ行列の勇壮さは、見ておいて損はありません。
未来を担う子どもたちのかわいらしい「稚児行列」も見もの。
ちなみに、今年の応募は締め切られましたが、これら行列は市内在住者なら応募すれば参加もできる
そうですよ。
当日、流鏑馬の行われる逗子海岸は出入りがしやすく、驚きました。
武者行列は駅前の亀岡八幡宮から商店街に続きます。
逗子銀座通りも武者行列・稚児行列で埋め尽くされます。
<ひとくちMEMO>
実は「逗子海岸流鏑馬・武者行列」は外国人にも大人気のイベント。
当日は大勢の外国人が来場して、会場付近は国際色豊かになりますよ。
武者行列に青い目のサムライが混じっていることも!?日本の歴史文化をみんなで楽しみたいですね。
武者行列はもちろんですが、稚児行列も可愛いですよ。※ポスターより