平塚市は岡崎の農道にぽつんと現れる鳥居を囲んだ小さな森。
まるでミニチュアのトトロの森。これだけでちょっと興味がわきますよね。
ここは平塚浮島稲荷神社。
9月には周囲に彼岸花が咲きほこり、まるで神社が浮いているように見えるとか。
撮影時は雲も流れ、陽が差し込み、ちょっと神秘的な風景に。彼岸花の咲く頃が楽しみです
稲荷神社というと、商売繁盛を願う社と思われがちですが、この浮島稲荷は五穀豊穣を祈る神社です。
大山を遠景にして、伊勢原市と近接する周囲には大島・下島・小鍋島など、一帯が湿地帯でもあることから、
かつてを連想させる地名が並びます。
駒形神社からほど近く、見渡しても田畑しかないところにぽつんとなんだかタイムスリップしてきたような
感覚に陥ってしまう空間は平塚市のパワースポットとしても知られているそうです。
近所には乗馬施設もあるようで、農道を歩くお馬さんと遭遇しました。
<ひとくちMEMO>
稲荷神社といえば狐を連想します。
実際に狛犬の代わりに宝玉をくわえた白狐(びゃっこ)の像が置かれることが多いそうです。
油揚げなどが備えられますが、本来狐は肉食です。
お社も手入れがされていて地元の方に愛されていることが分かります。