10月17日は、「カラオケ文化の日」です。
カラオケを娯楽文化としてアピールしようと、全国カラオケ事業者協会によって制定されました。
流行りの歌から昔懐かしい歌まで、みんなで楽しく歌うのはよいものですよね。
歌のジャンルはたくさんありますが、子供向けに作られた歌「童謡」は、誰もが小さい頃に聴き、
歌ったことでしょう。
親から子へと歌い継がれ、今でも心に残っている歌はたくさんあります。
代表的な童謡を作曲した人物に、北原白秋がいます。
北原白秋は小田原市に住居をかまえ、「待ちぼうけ」や「あめふり」といった誰もが一度は耳にしたことが
ある童謡を生み出しました。
小田原市に、北原白秋の残した作品を展示する「白秋童謡館」があります。
建物自体は元宮内大臣の田中光顕伯爵が建てた別邸で、和風建築に日本庭園といった趣のある建物です。
現在は、残念ながら耐震補強の工事のため2018年7月下旬まで休館となっています。
その代わり、すぐ近くにある「小田原文学館」にて特集展示「白秋と童謡、『赤い鳥』」が開催されています。
小田原ゆかりの作家の貴重な資料が展示される小田原文学館
白秋童謡館は残念ながら2018年夏ごろまで改装工事中で入れませんが、尾崎一雄邸書斎はご覧になれます。
児童雑誌「赤い鳥」創刊から来年で100年になることから、白秋の代表的な作品が数多く紹介されています。
小田原文学館を訪れれば、子供の頃に聴いたメロディに導かれ、どこか懐かしい気分を味わえることでしょう。
小田原文学館では現在、日本で最初の児童文芸誌「赤い鳥」と北原白秋に関する展示を開催中です。
是非ご覧になってはいかがでしょうか (展示会案内チラシ)
<ひとくちMEMO>
小田原文学館には、小田原にゆかりのある文学者たちの資料が展示されています。
常設展示では、北村透谷や谷崎潤一郎といった日本の近代文学を代表する作家たちが紹介されています。
秋が深まるなか、ぜひ小田原文学館で知的な時間を過ごしてみてくださいね。
白秋童謡碑など、場内にも見所が点在