寒川町と言えば、相模国一の宮(その地で最も格式の高い神社)である「寒川神社」がある町として有名です。
でも、それだけではありません。
実は、縄文時代の日本最大級の住居群遺跡「岡田遺跡」がある町でもあるのです。
遺跡は県営住宅建設のために埋め戻されてしまいましたが、出土品は「寒川町文化財学習センター」で展示
されているので、ご覧になってみてはいかがでしょうか?
寒川と言えば寒川神社が確かに知名度が高いですが…。
「寒川町文化財学習センター」はJR寒川駅南口から徒歩で約12分、一之宮小学校の敷地内にある2階建ての
博物館です。
「岡田遺跡」からの出土品は、1階に展示されています。
石皿や磨石、土器などはかなりきれいな形で展示されているので、見ごたえは十分ですよ。
他にも寒川町を中心とした地形の変化や石室のレプリカ、「岡田遺跡」を含む町内79か所の遺跡分布図などが
展示されています。
「寒川町文化財学習センター」の2階展示は、民俗文化財が中心。
かつての重要産業だった養蚕や農業の機具、生活用具など、今から少し前の寒川町で使われていた品々が展示
されています。
当時の暮らしぶりが思い浮かぶようですよ。
学習センターの展示品は寒川神社をはるかに凌ぐ歴史のあるものです
4,500年もの昔の縄文時代です。かなり大きい土器など見ものです
この宇宙人の様な顔の土器は「釣手土器」といい大変貴重なものです。寒川町でも3点しか発見されていないとの事です
こちらもスゴイ!かけらではありますが、4500年前の本物に触れます
2階は最近の昔のモノの展示で、これらは養蚕用具です。他にも昔の電話や電気製品なども面白いです。
ちなみに全て展示室は小学校の施設ですので黒板などもありますね
<ひとくちMEMO>
学習センターのアイドルとして大人気のキャラクター「つりてくん」。
センター内に展示されている釣手土岐をモチーフとしたゆるキャラで、一目見たら忘れられない容姿です。
ぜひチェックしてみてくださいね。
先ほどの釣手土器から名付けられた、こちらが「つりてくん」
小学生が休憩時間に元気に遊んでいる姿が窓から見えて、本当にここは小学校なのですね。ユニークな博物館です