下駄は、今でこそあまり履かなくなったものの、日本の伝統的な履物のひとつです。
7月22日は、旧全国木製はきもの業組合連合会によって「下駄の日」と定められました。
下駄の寸法を表すとき、「七寸七分」「七寸二分」というように「7」をよく使うことと、
下駄の跡が「ニニ(=22)」に見えることが由来だそうです。
さて、南足柄市に世界最大の下駄が奉納されている寺院があります。
開創から600年以上もの歴史をもつ「大雄山最乗寺」です。
最乗寺の修行僧が座禅をするための道場(左側) と何故か駅にある様な大時計が…
寺院内の見どころのひとつとされているのが、高さ1m以上、重さ約3.8トンの「高下駄」です。
天狗の伝説がある最乗寺では、天狗の履物である下駄が多数祀られており、この高下駄は夫婦和合に
ご利益があるとして古くから信仰されています。
今回の目的である高下駄のある場所へ向かう途中に、威厳のある顔つきの天狗さま像が2体ございました。
ついに、ございました天狗様の高下駄。思っていた以上に大きいです。向こう側に見えるのは御神殿です。
人と比べてみて、その大きさがより実感できますでしょうか
最乗寺には、高下駄のほかにもパワースポットとされる神殿や仏像がいくつもあります。
境内はとても広いため、ハイキングもかねながらパワースポットめぐりをするのもよいでしょう。
1年を通じて四季折々の草花を楽しむこともできますよ。
木々の生い茂る境内で、大小さまざまな下駄を見てまわりながらゆっくりとお参りをしてみてはいかがでしょう?
<ひとくちMEMO>
お参りのあとは、やはりおみくじを引きたくなりますよね。
最乗寺のおみくじには、純金製または純銀製の天狗の葉団扇が入っているものがあるそうです。
訪れた際にはぜひ記念におみくじを引いてみてくださいね。
高下駄の可愛らしいお守りもゲットしました
ちなみに引いたおみくじは小吉でございましたが、とても為になる事、書いてありましたよ。
「笑う門には福来たる」というメッセージ入りの金色のおかめが同封されておりました