湘南の海に面した別荘地として人気の大磯町は、かつては旅人たちが訪れる宿場町として栄えました。
東海道の大磯宿場は江戸から数えて8番目の宿場であり、宿駅が設けられたときに整備された松並木は今でも
当時の姿を残しています。
浮世絵の題材にもなっているこの松並木街道では、年間を通してさまざまなイベントが開催されていますよ。
大磯の松並木街道を舞台とするイベントのひとつに、11月5日(日)に開催される「大磯宿場まつり」があります。
大磯宿だけでなく品川宿や平塚宿といった近隣の宿場からも、名産品や陶器、雑貨などを販売するお店が数多く出店します。
東海道宿場の特産品を一度に味わえる貴重な場と言えるでしょう。
当日はこの旧東海道が、さながら宿場町の様に。
舞台会場では和太鼓や三味線の演奏や、大道芸や寄席などが行われ、大いに盛り上がります。
また、きれいに着飾った女性が街道を歩く花魁道中(おいらんどうちゅう)は、毎年多くの人が見るのを
楽しみにしているそうですよ。
この日は松並木街道が多くの人でにぎわい、当時の宿場町の様子が再現されているかのような雰囲気に
包まれます。
大磯の伝統的なお祭りにぜひ遊びに行ってみてくださいね。
今年の祭りポスターです
大磯町はあちこちに情緒漂う建物が残っているのです。
<ひとくちMEMO>
大磯宿には大名の宿である本陣が3つあり、そのうちの2つは幕末まで使用されてきました。
今は当時あった場所に記念碑が建てられているので、大磯町を訪れた際はぜひご覧になってみてくださいね。
大磯宿 尾上本陣の記念碑
大磯宿 小島本陣の記念碑