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2017.08.18(金)

小ネタ情報部

温泉地への拠点を結んでいた人力の「豆相人車鉄道」の駅跡を訪れよう。  




鉄道と言えば、今では電気を動力源として走る車両が当たり前になっています。

しかし、かつての日本には人が自ら車両を押す「人車鉄道」というものもありました。
人車はトロッコに2〜4人用の椅子を取り付けた簡易なつくりになっており、これを押し屋が動かしてレールの
上を走らせます。
人車鉄道は、その多くの路線が静岡県以東の地域に見られました。

「豆相人車(ずそうじんしゃ)鉄道」は明治29年、小田原から熱海に敷かれました。
その後は人力ではない軽便鉄道になりましたが、大正12年の関東大震災まで温泉地への交通手段として多くの
人に利用されたそうです。

豆相人車鉄道の小田原駅は、お城南通商店街内の早川口歩道橋付近にありました。



 お城南通商店街の早川口歩道橋です


ここが豆相人車鉄道の小田原駅跡になります



その小田原駅跡のそばには片野屋呉服店があり、その店内には「豆相人車鉄道」の資料やジオラマが展示
されているそうです。



片野屋呉服店の資料コーナー


同じくジオラマ模型です。



すごいのは、有名な芥川龍之介「トロッコ」国木田独歩「湯河原より」などの小説にも鉄道建設の
ことが書かれていることです。

また、JR湯河原駅から湯河原温泉に向かう途中の和菓子店近くに、豆相人車の模型が設定されています。
実際に中に入ってみることもできるので、乗り心地がどのようであったか体験できますよ。

ほかにも、かつての豆相人車鉄道のなごりが残っていないか探してみてくださいね。


<ひとくちMEMO>
豆相人車鉄道の小田原駅から終点に当たる熱海駅舎跡には、「豆相人車鉄道歴史街道」について説明した
表示板が設置されています。
ちなみに場所はJR熱海駅から徒歩で7分ほどの温泉宿泊施設の「大江戸温泉物語あたみ」の入口付近にあります。



3人がかりで車両を押しているレリーフから、その当時の鉄道を作った、運営した人たちの情熱を感じますね
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